2010年11月23日 11:00
安住工房ではFMハロー「安住工房コーナー」とブログを通じて
介護リフォームや介護保険に関する話題をお届けしていきます!
今回はトイレの介護リフォームのまとめです。
優先順位が高いリフォームにはどのようなものがあるでしょうか。
第1位 和式便器の洋式化
便器の使い方に慣れるためにも、早めにリフォームするのがおすすめです。
床を解体して、配管を替えるので費用がかかりますが、
介護保険の支給対象になっているので、費用が一部補助されます。
取り付けるだけのタイプなら、もっと安価にできます。
↓
TOTOスワレット 定価37,800円(税別・工事費別)
床を一段上がってから、しゃがむように設置されている和式便器の
上にそのまま取り付けられる商品です。
タンクからの配管で、便器洗浄ができます。
便座はついていません。(同時の工事で暖房洗浄便座にする場合は
便座も介護保険の対象になる可能性があります。)
第2位 手すりの取付け
ほとんどの場合、手すりは必須です。
動作をよく観察して、適切な箇所に取付けます。
取付け箇所は大きく2か所です。
①トイレ室への出入り用
小さな段差なら手すりがあれば越えられます。
②便座への立ち座り用
体の向きを変えたり、座るとき、立つとき、座っている間の体の安定
のために使います。
第3位 段差の解消
小さな段差ならば段差解消スロープで対応します。
入り口の敷居が高い場合は撤去する工事をします。
できれば、床の貼り替えをして、廊下とトイレの床を同じ高さにすると使い
やすくなります。
その他、身体状況や住まいによって次のようなリフォームがあります。
①扉の取替え
トイレの扉には開き戸が使われることが多いのですが、間口が狭いことと
開け閉めが困難な場合があります。引戸にすると使いやすくなります。
②車いす対応のリフォーム(例)
◯寝室とトイレが隣接している場合、トイレに直接入れる入口を作る
◯トイレに接する廊下を取り込んで、トイレ室を広くする
◯トイレと洗面所の間の壁を撤去して、ワンルーム化する
◯寝室の押入れにトイレを新設する
トイレは自立して生活していく上で、とても大事な場所なので、介護リフォームで
安心して使えるようにしておきたいですね
/ミント