介護リフォーム① 【トイレ編】

安住工房ではFMハロー「安住工房コーナー」とブログを通じて
介護リフォームや介護保険に関する話題をお届けしていきます!

高齢になっても、あるいは障害をもっても、住み慣れた家で
自立して生活したいと願っている人は多いことでしょう。
そのためには、体に合わせた住まいの手直し(介護リフォーム)
が必要になってきます。
そんなリフォームをする時のポイントです。

①現状の問題点は何か

 まず、日常動作をよく観察して問題点を洗い出します。

 本人は不便・不自由に慣れてしまって、問題点がわからないことも
 
あるので、動作をよく観察します。

 

どんな生活がしたいのか

  「本人がしたい生活」ができるようなリフォームを考えます。

 介護リフォームをすることで、前向きに生活できるように

 なることを目指します。

 

将来も安全・安心に住めるか

今の状態に合わせるだけでなく、将来、心身機能が低下した時にも
  対応できるように考えます。


それでは、どのような介護リフォームがあるか、住まいのスペースごとに
考えていきましょう。

【介護リフォーム① トイレ編】

まず、トイレで行う動作から問題を考えてみましょう。
問題点は身体状況によっていろいろなので、一概には言えませんが
ここではざっくりと考えます。

   (動作)               (問題点の例)
①トイレに入る/出る        ・扉が開けにくい
                     ・敷居をまたぐのが大変

②便座に座る/立ち上がる     ・タオル掛けにつかまっている
                     ・立ち座りの時、ひざや腰が痛い

③排泄と後始末           ・手を回して後始末するのが大変


では、介護リフォームを考えてみましょう。
まずは、介護リフォームの基本である手すり考えます。

○手すりの取付け
   ・入口の手すり  → 扉を開けたり、敷居をまたぐ時に使う。
  ・トイレ内の手すり→ 便座への立ち座り、座っている時の体の安定
                のために使う。

○敷居段差の解消
   ・段差が小さければ、段差解消スロープを付ける。
   ・段差が大きければ、敷居を撤去して、床を補修する。

○扉の取替え
  ・ドアノブをレバー状のものに替える。
  ・内開きの場合、吊元を変えて、外開きにする。
  ・開き戸から引き戸、引き込み戸、アコーディオンカーテンなどに替える。


○便器の取替え
  ・和式便器の場合は洋式便器に替える。
  ・後始末が大変な場合は温水洗浄便座に替える。
  ・手すりだけでは立ち座りが困難な場合はトイレリフト
     (電動で便座が昇降する)を付ける。 



身体状況に合わせて、トイレを介護リフォームすることで、
「自分でトイレを使える生活」を続けることができます。
将来のことを考えて早めにリフォームしておくと、介護予防にもなりますねニコニコ


 

 



同じカテゴリー(介護リフォーム・介護保険)の記事
トイレのリフォーム
トイレのリフォーム(2012-09-28 17:36)

屋外手すり
屋外手すり(2012-07-27 16:05)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
介護リフォーム① 【トイレ編】
    コメント(0)