寒い季節にはお風呂で体を温めたいですね。

とはいえ、身体機能が低下した方には、入浴は大変なことです。
介助されている方にとっても、入浴の介助は大変なことでしょう。
少しでも入浴が楽になる浴室にするポイントをおさらいしましょう。
【ポイント1】
手すりを付ける
手すりを取付ける場所は次のような所です。
①入口の扉の脇 (扉を開けたり、入口段差を通る時に利用)
②洗い場 (移動や立ち座りの時に利用)
③浴槽周辺 (浴槽への出入り、浴槽内での姿勢保持に利用)
【ポイント2】
福祉用具を利用する
浴室用の福祉用具にはイス、浴槽手すり、すのこ、バスボードなど
があります。膝や脚が悪い方は、高めのイスに座ると洗い場での
立ち座りが楽になります。
入口の段差が大きい時は「すのこ」でかさ上げをすると出入りが
楽になります。 「すのこ」によって、すべりにくくなって、転倒予防に
もなります。
【ポイント3】
住宅改修をする
介護保険で住宅改修の対象になる工事として、次のようなものがあります。
(前述の手すりの取付も介護保険対象工事です)
①扉の交換
開き戸から引戸や折戸に交換します。
②床の段差解消
「すのこ」でなく、工事で床のかさ上げをします。
③滑りやすさの解消
滑りにくいタイルなどの床材に変更します。
その他の浴室介護リフォームには次のようなものがあります。
○浴槽の交換
浴槽高が低く、出入りしやすい浴槽に交換します。
○水栓金具の交換
操作しやすい水洗金具を使いやすい高さに取り付けます。
○浴室暖房器の設置
高齢者や病気のある方にとって、ヒートショックは怖いものです。
浴室を温めて、急激な温度変化を避けましょう。
○照明器具の交換
明るく、手元に影をつくらないような照明器具に交換します。
高齢になっても自宅で入浴できるように、早めに介護リフォームを
して安全・安心な浴室にしておけるといいですね。
ぜひ、安住工房に御相談ください
/ミント