外出する時には、ほとんどの場合に玄関を通って外に出ます。
出入りがしやすい玄関にするにはどうすればいいでしょうか。
◯プラン1
上がり框に手すりを設置する
玄関の上がり框には段差があるのが一般的ですが、
足が不自由になると、昇り降りが大変です。
昇り降りの時に身体を支えられるように、手すりがあると
楽になります。
壁に付けられる場合には壁に設置しますが、床に設置する
こともできます。
住まいの状況と使う人の身体状況に応じて、手すりを設置します。
◯プラン2
玄関台を設置する
玄関の上がり框の段差が大きい時は、玄関台を設置して、
段差を分割すると昇り降りが楽になります。
上がり框の高さによって、2段、3段のタイプもあります。
金具で上がり框に固定する場合は介護保険住宅改修の対象に
なります。
手すりと併用すると、動作が安定します。
◯プラン3
玄関ドアを使いやすくする
玄関ドアは引き戸が使いやすいのですが、開き戸の場合は
親子ドアにしておくと、有効幅が広くなります。
開き戸のドアクローザー(自動閉鎖装置)はゆっくり閉まるように
調整します。
◯プラン4
福祉用具を利用する
車イスを利用する場合、上がり框の段差の移動が大変です。
スロープや段差解消機を利用することで、介助する人の負担が軽く
なります。
段差の高さや玄関スペースの状況に合せて設置します。
◯プラン5
玄関収納を使いやすくする
靴や上着、かさなど、外出時に使うものがしまいやすいと、
スムーズに外出できます。
開け閉めしやすく、取り出しやすい収納家具を設置します。
靴が入れられるようなベンチを置くと、靴の履き替えが座って
できるのでおすすめです。
玄関の昇り降りが大変だと、外出の回数も減ってしまいがちです。
外に出やすい玄関にしておきたいですね

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/ミント